スタッフのブログ2 完成とメンテナンスについて
ユニバーサルデザインって誰のため 2005年06月10日
バリアフリーの話は、本日で第一章完ということで思い出話します。
あなたが介護保険を利用したリフォーム工事に入ろうとしています。
「聴覚障害の前期高齢者や2号被保険者が、住宅改造を介護保険で行う場合、どのようにニーズをつかみますか」
みなさんはどう考えますか?
柏倉サンがブログで書いてくれましたが、とっても難しい話
でも無視できない話だと思います。是非一度考えてみてください。
あんまり人の失敗談を書くことはなんなんですが、
通じる話だと思うので
島根にやってきたユニバーサルデザインの話を紹介します。
ユニバーサルデザイン
いまでは、車の仕様等でもすっかりおなじみの言葉になったような気がしますが、私がはじめてこの言葉を意識したのは、島根のある公共建築物に採用されったときです。
採用されたというよりは、東京の有名な設計事務所の設計で建てられた
その建物は「ユニバーサルデザイン」が売りだったんです。
新しい物好きのわたしは出来立ての頃見に行きました。
駅付近に建ったその建物、ほんとに段差がないんです。
「駅からのびる果てしないスロープ」
「建物の中もスロープ」
「ごつごつした石畳のスロープ」
これがユニバーサルデザインか
正直に「へー」と思ってました。
がしかし・・・・・・・
車椅子を利用するグループへのプレーオープン時の利用調査の際
その問題は明らかになりました。
グループの出した答えは
つかえねー
「だらだらとしたスロープ」
「勾配こそゆるいものの延々と平らな部分がないスロープ」
われわれは「有名な先生の作品」ということで「へー」と思ったわけですが、
「先生」は実際に車椅子で利用してみたのだろうか
結局
この建物、オープン延期の上、何千万とかけた改修工事が実施されました
オープン前に改修工事って・・・
新聞にも載ったのでご記憶に残っている方もあるかもしれませんね。
ちなみにこの建物、
建築雑誌では斬新な建物として取り上げられてましたんで、
違和感覚えた記憶もあります。
ユニバーサルデザインって「みんながつかいやすいデザイン」ですよね!
俺が「ユニバーサルデザイン」つくってやったからつかえよ!(書いちゃったよ・・・)
では問題ありです。
「みんながつかいやすい」いい言葉ですが、時に「逃げ口上」に化ける場合もあります。
最初の質問の答えに戻りますが
「ニーズは知らないよ、でも、
俺が専門知識を駆使してつくってやたからつかえよ」
ではダメでしょう
「あなたが(ときに介護者を含めたあなたたちが)つかいやすい形はどんなんですか」
と知ろうとする意思を相手に伝えること・・・
コミュニケーションが得られないのは、どっちかの都合ではなくて
「あたりまえ」です。
コミュニケーションのテクニックは聴覚障害の有無に関係なく、
どうやって相手のニーズを知ろうかという
気持ちの部分にあるような気がします。
それなしにテクニックに走ればかえって
「コミュニケーション」のギャップが生まれます。
お互いに信頼関係の得られる相手といいいえづくりをしようじぇー
| コメント (0)


![地熱住宅開発技術者[宇佐美智和子(うさみちわこ)]氏による熱い質問受付コーナー[そのご質問、宇佐美がお答え致します!]](http://www.chinetsu.jp/images/faq-usami-logo180.gif)


コメント
コメントを送ってください